今日のとくまるは

最近多くなっているご近所トラブルの対処法です


意外なことが火種になる場合もあるそうです!



最近多様化しているご近所トラブルについて、

実際の例をあげて、専門家に対処法をお伺いしました。


お話をお伺いした方

ヒューマンネットワーク

中村総合法律事務所


好川 久治 弁護士

みらい総合法律相談事務所


谷原 誠 弁護士



●実際に体験したご近所トラブル  

第1位  騒音問題
第2位  ペット問題(排泄物や鳴き声など)
第3位  ゴミ出し問題(マナーやルール違反など)
第4位  車・駐車場問題(迷惑駐車など)
第5位  悪口・陰口問題



実際にあったご近所トラブル





太陽光パネルの反射トラブル・・・強烈なまぶしさの原因


最近の省エネブームで、太陽光パネルを設置されているご家庭も

多くなっていました。


この太陽光パネルについてのトラブルも増えています。


[状況] お隣同士で一軒家に住むAさんとBさん。

・Bさんの家の屋根には、太陽光パネルが設置されていて、
 その反射したひかりが、Aさんの家のベランダにむけて
 強烈に差込みます。

・サングラスをしなければベランダに出られないほどのまぶしさで
 生活に影響がでていて、Aさんは太陽光パネルの撤去を求めて
 業者を相手に訴訟をおこします。

 
結果は?


⇒横浜市で実際に訴訟になり、高等裁判所にまでもつれこんだケース。
一審では、パネルの撤去と損害賠償の支払い命令が下ったが、
最終的には反射によるまぶしさは我慢できる範囲内として、
パネル撤去命令は取り消され原告側が敗訴した。
しかし逆に、我慢の限度を超えるまぶしさであれば、
パネル撤去などが充分に認められる可能性がある。



対処法としては、あらかじめ太陽光パネルを設置する場合に

業者と相談し、反射光が届く方向を確認したり、反射を抑える

材質のパネルに変えたりして、近隣へ配慮
することが大切です。





打ち水トラブル〜異常気象が<原因?



[状況]お隣同士で一軒家にすむAさんとBさん

・お隣のBさんは、昼間に玄関先で打ち水を頻繁にしている
・Aさんは、以前から、お隣の打ち水で湿気がまいあがり
 周囲がかえって暑くなると不満に思っていて、たびたび
 Bさんに、忠告していた。

結果は?

⇒打ち水は古来より行われている社会的風習なので法律で罰することはできない。
蒸発が激しい昼間を避けて打ち水してもらうなど、話し合いによる解決がベスト。
 ただし、打ち水によるカビ発生、建物の腐食が認められた場合は、
Bに損害賠償責任が発生する。



打ち水は昔からの習慣で、涼しく感じますが、調査によると

昼間暑い時間帯の打ち水は、すぐに、蒸発してしまい、かえって

暑くなることがわかっているそうです。

打ち水は午後4時〜の時間帯ならば涼しくなるそうです。




お隣が丸見え?〜住宅密集化トラブル


[状況]

・2軒の家があります。
・加害者は、以前からここにすんでいる男性でCさん
 被害者Aさんと、娘さんBさんは、最近ここに引っ越して
 きました。
・Aさんの娘さんBさんが、自室の窓をあけると、お隣のご主人Cさん
 の上半身裸で生活しているのが見えてしまいます。
・お隣のCさんは、Aさん一家が引っ越してくる以前から、
 上半身裸の生活を送っていました。


結果は?

⇒Cが悪意を持って見せつけているわけではなく、あくまで家の中での
行為なので裁判で争うのは難しい。
相談して妥協点を見つけるか、「目隠し」や自室の窓を「すりガラス」
にするなどの対処が必要。


●「目隠し」や「すりガラス」の設置費用を負担するのは誰?
⇒被害者一家が費用を負担する
男性は自室で裸になっており悪意を持って見せ付けているわけではないこと
、隣家が引っ越してくる前から生活習慣として行っていることなので、
男性の生活習慣を阻害する権利はなく、「目隠し」や「すりガラス」の設置を
求めることはできない。
ただし、男性が一家よりも後に入居し裸を見せ付けている場合は違法とみなされる
可能性もあり、目隠しなどを要求する余地も出てくる。



狭い土地に家を建てていることで、隣家の中が見えてしまうことによる

トラブルも増えています。





新たな火種!低周波騒音とは?



低周波騒音の正体は、エアコンの室外機です。


[状況]

・お隣同士の尾互いに一軒家にすむ、Aさん(被害者)とBさん(加害者)

・Aさんの寝室のすぐ外に、B家の室外機があり、重い振動がずっと伝わっている


結果は?

⇒低周波騒音と呼ばれるもの。東京都も予防策として室外機を近隣の影響の少ない位置を選ぶこと、早朝や深夜の使用を控えるなどの対策を推奨。



騒音は夜に発生。室外機の音、低い波長の音は意外に伝わりやすいそう。

洗濯機の脱水の音など、よく聞こえるそうです。

室外機の音に関しては、認知度が低いので。音を出している側は加害者意識が

ないことが多いそうでが、被害を受けている側は、非常に気になってしまうという

意識の差がトラブルの原因になってしまうそうです。



その対策として、東京都では、

・近隣への影響が少ない方向や向きを選んで室外機を設置したり、
 早朝や深夜の時間帯には、使用を控えるなどに注意することを注意喚起しています。



また、最初のクレームがきたときにすぐに、対応し自治体などに、相談することが

大切とのことでした。




■ペット噛みつきトラブル




ペットトラブルでは、鳴き声や排泄物問題でなく、噛みつきによる被害

よく報告されています。


ヒューマンネットワーク 好川先生のお話
 


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今では、15歳以下の子供の数より、ペットの数のほうが多い現状です。


東京で実際にあったケースです。

[状況]

・Aさんの家にご近所の主婦Bさんが回覧板を届けにきました。
・Aさんは、飼い犬を室内で飼っていて、戸を少しあけて
 家事をしています。
・Bさんは、飼い犬に噛まれ腕の骨折など全治3ヶ月の怪我を
 しました。
 そして、右腕が思うようにうごかないという後遺症が残りました。


結果

⇒飼い主であるAは、犬が人に怪我をさせたり迷惑を及ばしたりしないようにする注意義務があるので、もし怪我をさせてしまった場合は「不法行為責任」により損害賠償を支払わなければなりません。



”猛犬注意”の札があった場合は、犬がいるお家というのが

事前にわかりますが、その場合でも減額されるのは、1割程度ということです。


注意喚起しても、過失がゼロになるわけではないので、ペットに関する過失は

飼い主さんにあります。




そして、その賠償額は、

【損害賠償内訳】

合計 約1321万1000円

・逸 失 利 益:約739万円
・後 遺 障 害:約290万円
・入通院慰謝料:約110万円
・治 療 費 :約100万円
・休 業 損 害:約 70万円



ペットによる被害の場合

ペット保険や、家庭用火災総合保険の個人賠償責任特約

にはいっていると、ある程度は補償されるそうです。


エアコンの騒音では、岡江さんも気になるので

室外機をブロックで囲ったりしていると話していました。




先生は、クレームがあった場合は、思いつめていらっしゃる方が

多いので、最初にクレームがあった時点で

なおざりにせずにその場でちゃんと被害の実情を聞いておくことが

大切で、その後、何ができるのかを第三者機関を通して対処することが

重要ですといわれていました。



自分も何か迷惑をかけてしまっているかも。と思って

生活することが大切なのですね。





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